銚松線 外川駅
雄太「勝負は一本勝負 先に松戸駅に着けば勝ちだ」
明「ごめん 春馬 来てもらって」
春馬「一応 装動の9弾かかってるんで」
明「そうか」
審判「それじゃあ カウント始めるぞ」
審判「5…4…3…」
ついに始まるのか…
審判「2…1…GO!」
春馬「さすが 相手は最新鋭 加速性能じゃ負けるな・・・ほかに勝てるポイントは何だ?」
始「相手は急カーブだと減速してるようだぞ春馬」
春馬「なるほど そうか 勝てるかもしれない」
始「また相手との距離が開きだしたぞ」
春馬「直線区間が長いとまずいな・・・」
始「でも直線区間が多いのは 銚子以東だけだ」
春馬「なら こっちのほうが有利だ!」
春馬「直線が多くてあまりにも不利だ 結構きつい」
始「最新鋭とボロじゃこうなるよなー」
始「ついにE1000を抜いたぞ」
春馬「このあたりはカーブがきつい 相手は手も出せないだろう」
始「このまま 松戸まで突っ走ろうぜー」
この区間は緩和できたであろう急カーブが多い
始「何だこのエグイ急カーブ!?」
春馬「いくらオレでもこれはきつい!」
始「相手も苦戦してるようだ」
このあたりは 直線のほうが多い区間である
始「なんか相手と間隔が詰まってるぞ!」
春馬「畜生 相手がこのコースになれやがった」
始「んじゃ もっと加速しようか」
春馬「ペースを狂わせたらかえってまずいことになるぞ これより速くするのは終盤だけで十分だ」
始「抜かれてしまったぞ このままで大丈夫か?」
春馬「大丈夫だ問題ない そろそろカーブがかなり多い区間だ」
このあたりからはカーブが急になっていく・・・
始「春馬の言うとおり カーブが急になってきた やっぱ 相手は急カーブに弱いようだが・・・」
春馬「このあたりから小林まではこっちのほうが有利だ」
この駅は 千成線と久住線が分岐する駅であり かつて銚松線は 両路線と乗り入れを行っていた
始「あれ ここら辺もカーブのはずだよな なぜ直線の区間が・・・」
春馬「そっちは 千成線だ そっちに良くとコースアウトになっちまう」
てか 線形からわかることがある 土讃線スペシャルライン(簡単に言ったら ショートカット芸)を使った復帰もできないなと
始「というより春馬 差がどんどん詰まってるぞ やっぱすげー」
春馬「"あの技"をいつ仕掛けるべきか・・・」
始「?」
カーブがなかなかな区間の一部
始「やっぱりエグイな てか あの技って何なんだ」
春馬「そのときに教えるよ」
天王台駅付近から松戸駅までは複々線の区間である(ただし 天王台~我孫子は勝田線なのであるが)
始「おいおい そっちは勝田線だぞ」
春馬「あっちは直線区間で分が悪い なら曲線の多いこっちのほうが都合がいいわけだ」
始「てか あの技って何なんだよ そろそろ終盤だし教えてくれよ」
春馬「仕掛けるのは 我孫子~流山おおたかの森の左カーブだ」
ここのカーブはあの技を使うには都合のいいポイントである
春馬「そろそろ仕掛けるぞ 複線ドリフトを」
グオオオオオオオ ガタン
始「フィー 心臓に悪かったー」
春馬「さーて 戻そ」
グオオオオオオオ ガタン
始「勘弁してくれよー って 相手を抜いたぞー」
春馬「このまま 最高速度で突っ走れー」
この勝負の終着駅だ
始「おい春馬 早すぎるぜ いくらなんでも車止めに突っ込んじまうよー」
春馬「ブレーキを魔改造してるから問題ない」
キイイイイイィィィィィィィィ
始「ホントだ 止まりやがった」
~数分後~
雄太「おみごと まさか複線ドリフトが使えるとはな いくらボロもなめてはいけないもんだな」
春馬「地元じゃなかったら結構きついんだが」
雄太「お、おう」
始「た 大変だ NDERが NDERが けんかを売ってきたぞ!!」
春馬「まじかよ…」